去年の未来


「ブレードランナー(BladeRunner)」で遊ぶでござる!

ボクは「ブレードランナー」が好きで、ポリススピナーがついた豪華版ブルーレイやらジェラルミンケースみたいなのに入った豪華版DVDやらを買ったりしているけれども、たくさんあるバージョンの違いがそれほどよく分かってない程度の”にわか”な感じなんだ!でもこの映画は大好きなんだ!
ちなみに「2049」の方も、最初のほどではないにせよ、大好きだよ!


ひっ!

「ブレードランナー」の世界って去年のことだったのか!
なんてこった!
全然時代が追いついていないじゃないか!


いつになったら「強力わかもと」の巨大CMを見られると言うんだ!(そこじゃない)


いつになったら高層ビルのてっぺんから炎が飛び出すんだ!(そこでもない)

車は空を飛んでないし、車はチューブの中を走ってないし、銀色ピカピカでツルツルな服も着てないじゃないか!どうなってんだ人類!
あ、途中から松本零士っぽい未来感が混じっちゃったかな?

そんなことはさておきですね、「ブレードランナー」公開当時、小学生だったボクは「ブレードランナー」を観ておりませんでしたが、”ハン・ソロでインディ・ジョーンズなハリソン・フォード主演なのにあんまり話題にならない、暗くて地味なSF映画”として認識しておりました。


この映画が公開された当時はCGなんてものはなくて、ロボットやミニチュアを使った”SFX”だったんです。そして「スターウォーズ:ジェダイの復讐(あえて)」の大ヒットからSFXブームみたいなのが起きて、いろんな映画で使用されたロボットとかミニチュアとかをかき集めて、日本に持ってきた展示会みたいなのがよく催されてたんです。
(ちなみに上の動画は細野晴臣の「ボディ・スナッチャーズ」という曲+「S-F-X」の一部で、映像は当時のSFX映画を意識した作りになっています)

当時、住んでた仙台市でも「SFXの世界」という展示会が催され、メインの展示物は「狼男アメリカン」というスプラッター映画(スプラッター映画も流行ってた)でございました。主人公がすごく苦しそうな顔をして口を大きく開いているのですが、その口の中から狼の口がグググと出てくるロボットだったんです。(↓まさにこれです。ロボットなので苦しそうに動く。)


「ブレードランナー」で使用されたものもひっそりと展示されていたのですが、展示物は、ポリススピナーやデッカードガンなどではなく、ただの建物の模型でした…。
(今思い出すと、クライマックスシーンの建物だったような気がします)

しかも建物が妙に大きくて「他の映画の展示物はロボットとか宇宙船なのに、ただの建物のくせに妙にスペース取ってるな」とか「展示物がただの建物って本当に地味な映画なんだな」と思ったものでした。


彼女はルーシーちゃん。ペットショップで元気に働くレプリカントだヨ!


彼はランシターちゃん。ペットショップの店長さんだヨ!


彼はクロヴィスちゃん。レプリカントのリーダーだヨ!


ルーシーちゃんがゴングを鳴らしたので、ランシターちゃんとクロヴィスちゃんのプロレス開始だ!さっそくクロヴィスちゃんのネックハンギングツリーが炸裂したネ!なんと片腕だ!さすがレプリカントだネ!
でも、このあと、ランシターちゃんは腕ひしぎ十字固めで返すんだ。さすが柔術経験者は違うネ!


おいおいおい、ちょっと待て!
このゲームはプロレスゲームじゃないんだ。
そんな技は繰り広げられてない。
…いや、繰り広げられたかもしれないが、それはどうでもいいことなんだ。

あ、オレはマッコイ。
レイ・マッコイだ。
新人ブレードランナーだ。


オレの自宅は物が散らかってて薄暗い。
そうさ、オレはブレードランナー。
ブレードランナーは家の明かりをつけないものなんだ。

犬のマギーを飼ってる。
台所をクリックするとマギーにおやつをあげられるけど、オレは「ほらディナーだぞう?あはは」なんて言うんだ。
これがディナーなのか?
もっとマシな食事を与えられないのか?
マギーはいつも空腹で、いつかオレを食っちまうんじゃないか?

自分でも不思議だ。


というわけで、ゲームはペットショップの動物が虐殺されるシーンから始まります。誰が、何のために動物を虐殺したのか?店長のランシターさんは生き残ったけど、本当に腕ひしぎ十字固めを極めて撃退したのか?などなど、謎は深まる一方です。


上のスクリーンショットは防犯カメラで撮影された映像を解析して手がかりを見つけているところです。捜査はガイドもなく、結構本格的に行われるので「映画が原作のゲームでしょ?」とか舐めてると、ちょっと驚きます。


ゲームと映画の関係性としては「デッカードさんがロイさん率いるレプリカント一味を追い詰めている、その頃、こちらでは…?」みたいな感じで、映画に登場したキャラクターも登場します。また、映画に登場した場所も登場します。

上のシーンでは「マッコイ君は何個注文するのかなー?」と思ったけど、なんと、注文しませんでした。

マッコイ!

お約束をスカすな!


事件について聞き込みをしていたら、コックが突然の逃亡!
ダッシュで追いかけるマッコイ君ですが、扉をクリックしようとして、うっかり扉の右横にあるゴミ箱をクリックしちゃいました。

マッコイ君、ゴミ箱漁るの、やめてー!(ボクがやらせたんだけど)
コックさん、逃げちゃうよー!


ほらー、コックさん逃げちゃったじゃん!
それにしてもあのコック、太ってて図体の大きな男だったけど、走るの早かったなあ。レプリカントかな。

ちなみに右クリックすると銃を構え、カーソルの場所を撃てます。どこでも手当り次第撃てるわけではなく、カーソルが赤くなった場所だけ撃てます。


コックに逃げられ、捜査も行き詰まったのでマギーにおやつでもあげるかー、と自宅に戻ってきたらコックが襲いかかってきたよ!

キャラクターちっちぇえ!

なんで初めてのアクションシーンが画面の一番奥で繰り広げられるんだ!?
”「ブレードランナー」は地味でなければならない”みたいなルールがあるのか!?

…うん、まあ、そういうルールがあるなら仕方ない。


銃を連射してコックをやっつけることができました。(ちいさい)

この駐車場で、映画に出てきたガフさんとも会って、ちょろっと会話しましたけどね、やっぱりキャラクターが超小さかったです。


せっかくのガフさんでしたが、米粒みたいでしたよ。


カットシーンでポリススピナーの運転席が登場したので、この視点でのカーチェイス的なシーンがあったりするかナ!?と、ひそかに期待しておりますが、無理でしょうね。
なんつっても”「ブレードランナー」は地味でなければならない”から。

坂本龍一の「未来派野郎」というアルバムに「ブレードランナー」のセリフをサンプリングしまくった「ブロードウェイ・ブギ・ウギ」という曲があるのですが、「ブレードランナー」のサンプリング元シーンをミックスさせた、めちゃくちゃカッチョいい映像を作られた方がいらっしゃったので勝手に貼っておきますね?


曲もカッチョいいけど、映像もカッチョいいなあ。しびれたね。

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