ミリアムちゃんは座りたい




ミリアムちゃんは座りたいんです!
隙きあらば座りたい!
どこでも座りたい!
無理してでも座りたい!
座りたくなくても座りたい!
寝てても座りたいんです!


剣を味方にしたミリアムちゃんは、戦闘は剣に任せて一人でピアノの椅子に座るよ。ピアノをひくわけじゃないんだ。だって座りたいだけだから。


でも、妖精のサリーちゃん(仮名)がお友達になると、ミリアムちゃんの様子が少しずつ変わってきたよ。ほら、ピアノに座るとピアノを弾くようになったんだ。そしてサリーちゃんは美声を響かせるよ。ていうか、サリーちゃんがマジで歌が上手くてびっくりしたよ。


彼女たちはセーブする時だって一緒だ。
こちらを見ているようだが、それは違う。
彼女たちはどこも見ていない。
ただ空間を見つめているのだ。
(訳:彼女たちはぼけーっとしているのだ)


マブになった彼女たちは写真を撮る時だって一緒。

おばあちゃん:あんた!だから、そこに座ったって誰も写真なんて撮っちゃくれないって言ってんだろ!それよりもワタシにおにぎりを持ってきておくれ!アズ・スーン・アズ・ポッセボゥ!


おばあさんの執拗な追求を逃れたミリアムちゃんは、サリーちゃんとともに、よくわからないところで椅子に座る。モンスターを狩ることもなく、探検することもなく、ただひたすら椅子に座って、壁を見つめ続けるのだ。


ミリアムちゃんは、サリーちゃんとともに名画を鑑賞する。彼女たちが鑑賞している絵画は「かつらの男」。全くかつらに見えないが実はかつら、という意外性が評価された名画だ。作者のフリッツ・フォン・マイゼル卿は、この作品を描いた後、3回離婚し、12人の子供を得た。

【新連載!ミリアムちゃんとサリーちゃん】


あっワンちゃん!
あっ、足つった!右足!


あっバニーちゃん!
あっ、また足つった!また右足!


バニーちゃんがステキだったからワタシもバニーちゃんになってみたわ。
あっ、つってた足が治った!
ねえサリーちゃん、わたし、わたし、つってない!
つってない事がこんなにステキだなんて!


さあ歌いましょう!
よっこはまー、ひかるーまちー、あめがーふるー、まーるーでー

ミリアムちゃんったら、なんでこのタイミングで「北京ダック」を歌ってるのかしら…。

~Fin~

※「ミリアムちゃんとサリーちゃん」は今回でおしまいです。今まで応援ありがとう!

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