さあさあもっと怖くなりたい!
まだまだ足りない!
ボクを骨の髄から震え上がらせてみろってんだ!
欲しがりなボクを満足させてくれ!
おら!おら!
というわけで「クリッターズ・フォー・セール(Critters for Sale)」をプレイしようじゃないですか!
あ、日本語化パッチを入れさせていただいております!
作者の方、あざす!
なんか妙にリアルなグラフィックと、通常は微動だにしないくせに、動く時は妙に滑らかな人物のアニメーションが不気味なんですよ…。
ゲームのシステム自体は古臭くて「あー懐かしいなあ」と思ってしまう感じです。
(分かる人しかわからない例えで恐縮ですが「Dの食卓」っぽい感じです)
この人はナツメヤシを売ってる人で、ただのお店の人なのですが、妙に不気味な佇まいです。でも有益な情報をくれます。
…この雰囲気がなんか怖いんだよな。
この人は石工で、ボクに情報をくれるだけの人なのですが、顔が光ってるし、スーツでバシッと決めてるし、猫がいるし、全体的に意味不明なんです!
こういう、不気味な雰囲気の中、ギャグなのか真面目なのか、よくわからないものをぶち込んでくるセンスがあなどれない感じです。
…とか思ってたら、突然繰り出される15パズル!
しかも、そろえるのは、いかついおっさんの顔面!
んー、そろえたい気持ちが全くわいてこない!
どうしよう!
頑張ってそろえたよ!
うわー…いかつい…。
原哲夫や猿渡哲也の漫画に出てくる、主人公に悪態ついて瞬殺されるモブって感じ!
しかもこの人、なんかよくわからないことを言って去るんだよな…。
なんとなく1980~1990年な雰囲気のする美女登場!
彼女はアイシャさんです。
突然ゲームの解説しますけどね、ボク、弟のオマール君と行動しているのですが、みんなオマール君の事を知っていて、オマール君の事を大事にするんですよ。
なんだよ、どいつもこいつも、オマール君のことばかり…
と、ついイジけそうになりますが、ボクはお兄ちゃんなので頑張ります。
アイシャさんがオマール君を見ていてあげるから、あなた(ボク)は教祖様に挨拶しておいで、とか言ってくれたので、オマール君にアイシャさんと一緒にいるように伝えます。
オマール、おばさんと一緒にいてね?
あ…
しまった!
"おばさん"って言っちゃった!
アイシャさんの表情が、一瞬で氷のようになった気がする…ていうか、なった!
痛恨のミスだ!
…は?
あなたが教祖様…?
右にあるのは太陽…?
きっと教祖様は低くて良いお声なのでしょうね…?
そして黒人特有の独特なリズムで、このセリフをおっしゃっているのでしょうね…?
(このゲームに音声はないけれど)
ていうか、何この絵!?
変にかっこよすぎる!
笑っていいの!?
教祖様、今、ボクが笑ったら怒るかな…!?
…笑いに耐えてオマール君のところに戻ろうとすると、儀式が始まっていました。
…?
ちょ、ちょっと待てやーっっっっっ!
オマール君!
パンツ一丁にされて、
みんなにさらされてる!
あ、そうじゃなくて、磔にされてるし、血も出てる!
どうしたんだ!何が起きてるんだ!
当たり前じゃろがボケー!!!
アイシャちゃんをおばさん呼ばわりした奴は磔の刑じゃーっっっっっっ!
あ、いや、オマール君じゃなくてボクが言っちゃったんだけど…
オマール君、ごめん…!
…という話ではないのですが、おおむね、こんな話です。
このゲームはエピソード形式になっており、今回は「猿」の最初のエピソードでございました。
ゲーム全体でながーいエピソードが構成されているのか、「猿」は「猿」だけで完結するような感じなのかは、まだ良くわかりませんが、とにかくゲームシステム自体は懐かしい感じがするものの、不気味なグラフィックと、カッコいいんだかふざけてるんだか、絶妙な感じのグラフィックが混在していて、とても魅力的なゲームでございます。
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