「デス・ストランディング」は地獄だった


マッツ・ミケルセンさんが
タバコを吸い始めたら気をつけろ…


左右に2人ずつ、目が赤く光る骸骨兵士が登場し…


マッツさんが二本指を立て、クイクイッとやったら進軍の合図だ…

…かっこいいんですよ。

かっこいいんですが、
何回もやりすぎなんですよ。

登場するたびに、それなりの時間を使って「タバコを吸って~」ってやるから、バカみたいなんですよ。

決めポーズってのは、決める時にビシッと決めてくれなくちゃ!


で、
彼とはすでに2回くらい戦ってて、
その2回とも、ほぼ同じシチュエーションで、
今回は3回目の戦いが始まろうとしているんです!


「またかよ」って思いながら戦うんです!

そして「ボクたち、何故戦ってるの?」と
思いながら戦うんです!


マッツさんを倒すと、彼は味方に「撤退!」と号令をかけ、しばらくすると「突撃!」と号令をかけて襲いかかってくるんです。

これを3回くらい繰り返すんです。

今までの戦いも、こうだったんです。


…かっこ悪いんですよ。

あんなにカッコつけて登場した人が、
3回も撤退して、4回もやられるんです。


マッツさんを倒すたびに「これでお別れだな」みたいな感じになりますが、

お前、誰なん?

なんで、俺たち戦ってるん?

ってニセ関西弁で思っちゃうくらい、頭の中がグルグルしちゃってて、彼が何を言っても頭に入ってこないし、なんの感情も湧いてこないんです。


大陸を渡る時に利用したクジラを倒します!

クジラは、やはりボクの事を殺したい気持ちが希薄なので、フラフラと空中を泳いで、たまに足場となっている建物を壊す怪光線を出してくるだけです。

こいつ、敵なの?

でも、クジラだけあって、体力がすげえので結構苦労しながら倒しましたが、倒してカットシーンに映った瞬間、ゲームがクラッシュしたので2回も倒す羽目になったので、非常にゲンナリしました。


仲間たちが勢ぞろいしてお別れの挨拶をした後…


フラジャイルさんが、サムさんを”ビーチ”にジャンプさせてしてくれます。

フラジャイルさん、ひどい感じでサムさんにフラれたのに健気だね。
色恋と仕事は別、みたいな感じなのかな。
えらいね。


ビーチに着いたよ。

え?

アメリさんとのカットシーンが終わったけど、どうしたらいいんだ?


なんとなく走ってたら、
スカした曲が流れ、
スタッフロールも流れ始めました。

え?

おわり?

これで?

エンディング?


スタッフロールが流れてる間もサムさんを操作できるので…

海に入ってみっか!
(悟空の声で言ったよ!)


途中まで進んだら岸まで流されました!

ぶははは!

なんだ、このエンディング!


サムさんが移動して疲れると(?)その場に座ります。

そうすると、彼の前にどこからともなくアメリさんが登場し、お芝居を始めます。

世界を滅ぼす能力を持つ彼女の苦悩が赤裸々に語られます。


これが、毎回、超長い

超長い&アメリさんが語るのを見てるだけで退屈なので「ドラけし」というアプリゲームをダウンロードしてプレイし始めてしまいました。
結構面白いね「ドラけし」

…あ、「立ち上がる」コマンドが出てる。

立ち上がった後にやることは「とにかく移動して疲れる」です。

「移動して疲れる → サムさんが座り込む → アメリさんが語るのを見る」

を繰り返します。


なんてこった…

彼女は世界を滅ぼす能力を持ってて、

世界を滅ぼそうとしてたんだ…

本当に彼女がラスボスだったんだ…。


人類滅亡は避けられない。

滅亡するのは今から1万年先かもしれないし、もっと早いかもしれない。

でも、避けられない。

彼女は永遠の存在だが人類の滅亡を1人で見届けるなんて耐えられない。

滅亡はどうせ避けられないし、それならそれで、今すぐ滅ぼしちゃおう

…ってなんだそれ。


私が耐えられないから、みたいな、超個人的な理由で世界を滅ぼしちゃうんだ…。

神様みたいに黙って見てたらいいのに。

まあ「神様になれ」って言うのもすげえ話だけど。

ていうか、アメリさん、
あそこで何してるんだろう。

ていうか、次はいつ
サムさんを動かせるんだろう。


ああ、またスタッフロールが流れ始めた。

アメリさんの語りが終わったら、このゲームも終わるのかな。


ああ、本当に終わった。


…あれ、まだ操作できちゃうぞ?

なんなんだ?
ボクはスタッフロールを全部見たし、
いかにも「これでおしまい」という感じの
タイトル画面も見たぞ?


ああ、あれか、エンディング後でも遊べるらしいから、その理由付けみたいなエピソードなのかな。

…それにしては、えらく長いな。


フラジャイルさんは、ヒッグスさんにメチャクチャにされた自分の配送会社を建て直す、と今後の意気込みを語ってくださいました。

そして、その会社に入らないか、とサムさんを勧誘します。

…あんなにひどいフラれ方をしたのに、健気だねえ。


そして、その勧誘を、
俺は壊れたままの人間だから、と
よくわからない理由で断るサムさん。

フラジャイルさんにあんなにお世話になっておきながら、この人、よく断れるよな。
そしてフラジャイルさんが「壊れたものは直せるのよ」って言ってるのに。



赤ちゃんは用無しなので焼却場で焼却せよ?
まじで言ってるの?

エンディング後に普通にミッションをくれちゃってるのも本当は驚きなんだけど、それよりなにより、そのミッション内容に驚きすぎちゃってるよ。


「BB(赤ちゃん)のテーマ」とかいう曲が流れ始めましたよ。

なんすか。

ボクに泣いてほしいんすか。


何故、乗り物に乗っちゃダメなんですか。

サムさんが赤ちゃんとの別れを惜しんで、赤ちゃんとお別れする時間を少しでも引き伸ばしたいから、みたいな理由だったなら、全然アリだと思いましたよ。

でも、そうでないなら、何故乗り物に乗せてくれないんですか。
今まで普通に乗れてたものに急に乗れなくなるのは納得できないっす。


赤ちゃんを容器から出すと70%の確率で死んでしまう。
さあ、サムさん、どうする?

…って、緊迫した雰囲気になるはずなのに悪いんだけどさ、サムさんはずーっと赤ちゃんをそれほど大切にしている感じじゃなかったよ?

そして家族のように思ってる的な感じも全然しなかったよ?

これまでに赤ちゃんの容器に銃弾が命中するシーンがありましたが、赤ちゃんを心配する素振りは一切なかったし、ボクはすごく違和感があったよ?

容器がメチャクチャ頑丈だったとしても、普通の人なら、心配するものじゃない?

これで突然「さあサムさんはどうする!?」とか「これが別れになっちゃうかも!?」とか言われても全然泣けないし、悲しい気持ちにすらならないし、なんか演出に無理があるよな!

ちなみに、ボク、年齢のせいか、
最近、すげえちょろいよ?

涙腺ゆるゆるなので、お涙頂戴シーンでは
比較的すぐ泣いちゃうんだけど、
ピクリともしないよ?


というわけで、今度こそ、エンディングを迎えました。

またスタッフロールです。
今度は映画っぽい、背景が真っ黒で文字が上に流れていくスタッフロールでした。

エピソード14が最後ですが、エピソード13を日曜日の朝10時半くらいからはじめて、本当のエンディングを見たのは13時過ぎだったかもしれません。
その間、カットシーンばかりで、ボクはほとんど「ドラけし」で遊んでいました。


配達は楽しかったです!ハッキリ言って「目的地に行くだけ」なのですが、その単純作業が楽しかったです!
また、最初は殺風景な世界ですが、自分や他プレイヤーが設置した設備によって、どんどん便利になる世界も楽しかったです!


でも、物語や、その演出や脚本が全然ダメで、超長いカットシーンが本当に苦痛でした!

細かい所になんやかんや文句を言いながらも実は結構楽しくプレイしていたのに、ある地点まで進むと、突然プレイヤーが置いてきぼりにされちゃって劇的につまらなくなる、みたいな感じでした。

これは「ファイナルファンタジー15」で遊んだ時と全く同じ感想なんです!

「ファイナルファンタジー15」では船に乗ったときが地獄の始まりでしたが、
「デス・ストランディング」では、エピソード4から地獄が始まるんです!

なげえな、地獄!

でも、エピソード3までは面白かったんです!

あそこまでは楽しかったんだ!


というわけで、エピソード4まで来ちゃったら、カットシーンをぶっ飛ばしながらエンディングまでササッとプレイしちゃうか、エピソード4には永遠に進まないことをオススメします。

なお、ササッとクリアしちゃう場合は、エピソード9以降は予定のない土日にプレイすることをオススメします。
エピソードはバンバン進みますが、とにかくカットシーンが激長&予想を超えてくる長さなので、できれば土曜日の午前中からプレイを開始しましょう。

土曜日の午前中に始める
 → エピソード13まで進みますが、15時くらいに耐えられなくなってやめるでしょう。

その続きを日曜日の午前中に始める
 → 15時くらいにエンディングを見終わるでしょう。

…もったいない土日の使い方だなあ。

というわけで「デス・ストランディング」をクリアしました!

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