【ゲーム紹介】パラダイスキラー

「パラダイスキラー」を大紹介いたしますよ!

  • 原題名:Paradise Killer
  • ジャンル:アドベンチャーゲーム
  • プラットホーム:Windows
  • 発売元:フェロー・トラベラー(Fellow Traveller)
  • 開発元:カイゼン・ゲーム・ワークス(Kaizen Game Works)
  • 言語:日本語
  • 発売日:2020年9月4日
  • 媒体:ダウンロード

他にもニンテンドースイッチ、Xbox One/X/S、プレイステーション4/5などのコンソールマシンでもプレイ可能だ!

島で発生した殺人事件を解決するため、追放処分されていた”捜査ヲタク”のレディ・ラブ・ダイが召喚されるんです!


これがラブ・ダイさんです。
キリッとしていてかっちょいいですね。
なんとなく「ジョジョ」っぽいなと思いました。

みんなからはラブとか呼ばれたりしています。


…なのですが!

な・の・で・す・が!

いつものゲームに登場するのは、このラブさんなんです!

お顔はともかく、その…、あの…、んー、なんていうか、わがままボディみたいな?
ハッキリ言うと、ちょっとぽっちゃり というか?

キリッとしていたラブさんはあんまり登場しない感じでございますよ。


他にもですね、彼女はラブさんの古くからの友人であるリディアさんですが…なんというか…その… 絵が微妙

もうちょっと上手い絵を描ける人はいなかったかな!?

…と思っちゃうのですが、これはこれで良いのです。
すぐに慣れます。

ゲームに慣れてくると、
逆に、この絵じゃないと駄目になります

ていうか、キャラクターの絵なんてどうでも良いのです。


世界観がぶっ飛んでるんです!

かつてこの世界はエイリアンが統治しており、そのエイリアンの復活をみんなが望んでいます。エイリアンを復活させるため、堕落した神様に力を与え、宇宙にサイキックパワーを送り続けてます!

…どういう意味?

人間の住む”パラダイス”は数千年ごとに生まれ変わる島。ゲームの舞台となるパラダイスは”24号島”で、議員たちが殺害されたことで”24号島”は終わりを迎え、”25号島”へ移り変わろうとしています。
主人公たちは同じく数千年生きており、パラダイスをより完璧なものにしようと努力しています。

…んー、ああ、そうなんだ。
(ついていくのをやめた)


殺人事件を解くには足を使うんです!

というわけで、ラブさんは聞き込みをしつつ、オープンワールドなパラダイスを歩き回って、証拠をかき集めるんです!
この、オープンワールドな舞台を歩き回って、というのが素敵なんすよ。

上のスクリーンショットは、崖に残された血痕に気づき、なんとなく下を見たところです。
下を見ると、あからさまな感じではあるものの、あれって死体じゃね!?


崖を降りて死体を調べると、右手に高価な指輪を握りしめていることがわかりました。
高価な指輪を持つような人って、オシャレかつ金持ち…。ん、あいつか?

みたいな、そんな感じで聞き込みと証拠をかき集めていくんです!

この作業はとても楽しいのですが、島を行ったり来たりするのはちょっとめんどくさい!


そんな時はタクシーに乗ろう!

島のいたるところにあるセーブポイントを発見すると、そこにワープ(ファストトラベル)可能となります。でも、ファストトラベル可能にするため&タクシーに乗るためにはお金が必要!
そして、そのお金は島のいたるところに落ちてるんです!

島をうろつくのはめんどくさいけど、意外と苦にならないよ!


見てくださいよ、この鯉のぼり。

このゲームね、すげえ日本なんですよ。

そしてその再現度が素晴らしいんです。
中国とか韓国がごちゃまぜになった日本ではなく、まさしく日本。

そしてBGMとして流れる曲は、どことなく80年代っぽい、いわゆるシティポップな感じなんですよ。大滝詠一で山下達郎で竹内まりやで鈴木英人なイラストのFMステーションだし、付録のカセットレーベルをもれなく使っちゃう感じなんです。

本気で日本の雰囲気を再現しに来てますよ。
ボクは世代的にもドンピシャだったので、感動しましたよ。
日本に住んでて、かつボクくらいの年代(2022年現在で50歳くらい)の人なら、めちゃくちゃ刺さる雰囲気です。

「これでもか」というくらいにアイテムが落ちてるので、この世界を歩き回るのは結構楽しいし、主人公はどれだけ高いところから落ちても死なないので(海には溺れるけど)結構快適にうろつき回れます。


登場人物も、どいつもこいつも素晴らしいんです!

基本的に、みんな知られたくない事や、知られると自分が不利になるような事は、隠したり、嘘をついたりするんです。
人間の心理として非常に普通なのですが、それを推理ゲームでやりやがりますか!という感じっすよ。

どの情報を信じたらいいのか、よくわからないじゃん!


このゲームは、プレイヤーが「よし、真犯人が分かっちゃった」と思った時に裁判を起こせます。

そして、捜査を進めるうちに色々明るみになる、事件の犯人を被告人として出廷させることができます。
今までかき集めた証拠と証言を総動員して犯人を突き止めるのです!


というわけで、総評です。

【素晴らしいところ】

  • 個性的かつ強烈なキャラクターたち
  • ぶっ飛んでる世界観
  • かなり良い感じに再現された、日本の雰囲気
  • いたるところに配置されたアイテム
  • 背景や設定など、かなり濃密に考えられて構築された世界でありながら多くを語らず、比較的どうでも良い感じにしちゃう、ゲームのゆるい雰囲気

【まずまずなところ】

  • わかりにくい地図
  • 「意外と快適」とか言いつつ、やっぱり段々めんどくさくなってくる移動


おそらく、おそらくですが、最後の裁判シーンは全然証拠が集まってなくても「この人が犯人です」と申告したら、その人が犯人になっちゃうのだと思います。
非常にゆるいです。

でも、このゲームの登場人物たちは神様、または神様に限りなく近い存在で、数千年も生きてるから、全てがどうでも良くなってるのかもしれません。

あ、死んだ?
それはそれは。
でも、次のパラダイスでは復活するので、一足はやく次のパラダイスに行ってますね?
みたいな感じなのではないかなと思います。

…というようなことを、ゲームをクリアした後にボーっと考えちゃうあたり、とても良いですね。

この辺りで、いにしえのおまじないです。
「パラダイスキラー」は名作です!

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