よお、オレはザスマン。
「コール・オブ・デューティ:ワールドウォーII」で主人公ダニエルズのマブダチとして登場する男だ。
ハッキリ言って不死身だ。
ドイツ兵に脇腹を刺されて瀕死の重傷を負って戦線離脱したと思った次の瞬間、戦線に復帰することなんて、オレにとっちゃあ全く普通だ。
ぶっちゃけ不死身だからな。
上司のピアソンさんは、「アイツは無謀で死にたがってるやつだから気をつけろよ」なあんてダニエルズにチクったりするんだ。しかもオレの前で。
死亡フラグもビンビンに立ちまくってやがるが、大丈夫だ。
不死身だからな。
何かというと命令されがちなオレだ。
いや、オレよりもダニエルズの方が大変だな。
ヤツは主人公だけに、「ドアを開けろ」だの、狙撃兵じゃないのに「敵兵を狙撃してザスマン(オレさ)を守れ」だの、大役ばかり命令され続けてる。
オレは不死身だが、こんな大役をこなしまくるヤツも大概じゃないぜ。
そんなヤツに、オレはファーストエイドを渡しまくるのさ。
しまった、オレが何故不死身なのか、バレちまったな。
そうだよ、オレは
無限個のファーストエイドを持ってるのさ。
”無限個”だなんて数学的な表現、イイだろ。
そうなんだよ、何かというとファーストエイドを使ってるのさ。
例えかすり傷でもな。
ガキにホイミをかけまくる「ドラクエ5」のオヤジよりも気楽にファーストエイドを使ってるさ。
こんなオレは非常に便利だ。
ドイツ語だって堪能だし、性格も明るくて、女好きだ。
そして、色々なことができる。
オレはなんつったって主人公のマブダチだからな。
オレが何もできなくっちゃあ、物語が進まないのさ。
オレは色々なことが出来すぎるから、小出しにしてるんだ。
最初っから出来ることをフルオープンにしてしまうと、オレの出番ばっかりになっちまう。
オレはあくまでもダニエルズのマブダチなんだ。
オレは主人公じゃない。
そのあたりはわきまえてるつもりさ。
ははは、ダニエルズは「俺たちが生きてるなんて信じられない」とか言ってるけど、不死身のオレにとっては、「オレが死ぬなんて信じられない」って、いつか言うことになるのだろうぜ。
…オレが死ぬなんてな、そんな日が来るかも怪しいがな。
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