…え?
…え?
ちょっと待っていただきたい。
(きりり)
このシーンはうっかりユーファちゃんの入浴場面に出くわすという、ゲーム中で最も重要なシーンなはず。それなのにユーファちゃんがTシャツを着ているというのは一体どういうことなのでしょうか。考えてみていただきたい。みなさんの身の回りにTシャツを着て入浴する人が一人でもいらっしゃるでしょうか。少なくとも私はそんな人に出会ったことはないし、ましてや、仮に「あたし、家でTシャツを着て入浴するんですよー。変わってるでしょー?うふふふ」とか言っちゃう不思議ちゃんがいたとしても、ゲームの演出的に考えて、このシーンでわざわざユーファちゃんにTシャツを着せたりするものでしょうか。大変恐縮ながら、このゲームを作った人は無能だと言わざるを得ない。
(早口で)
あ…!
…は?
ですから… (呆れ声で)
ですから、そうではないのです。
(きりり)
一瞬、お兄さんの服がどうなってるのか理解するのに時間を要しましたが、あの服を着る人はユーファちゃんのお兄さんではないでしょう?あの服が一番似合うのはユーファちゃんですよ。彼女はポンチョみたいなのを被っていて、ポンチョの下がどうなっているのかは、ほとんど分からない状態です。”巫女ですから”的な設定で「下着はつけていない設定なんです」とか言うのかもしれませんが、ポンチョの下に重装備と言えるくらいに着込んでいるなら、下着がどうとかそういう問題じゃなくなっちゃうんです。どうせ見えないんですから。どうせ着てるんですよね?ポンチョの中は何も着てません、または着ていてもずいぶん服がユルいので隙間からチラチラ見えちゃうこともあるかもしれません的な事はないんですよね?どうせそうですよね。そうでしょうとも。分かってますよ、分かってますけど言ってみたんです。どうせこのゲームを作った人はそういうのを分かってないですよね。そうですよね。どうせそうです。分かってますとも。
(超早口で)
ふぃ~、いいお湯だなあ。
毎日の疲れも吹っ飛ぶってもんでさあ…
どうせ分かってないでしょうから
教えてあげます。
(きりり)
鎧戦車にお風呂機能が装備されましたね。鎧戦車の中には以前から洗濯機がありました。自分の洋服を選択しようとした時に、洗濯かごにヒュルケンベルグさんの忘れ物があったりするシーンは正直言って期待していませんでした。そんなシーンは、このゲームにしてはマニアックすぎるかなって思ったからです。いくらボクでも一応分別はあるつもりです。で、今回のお風呂ですけれども、一人用なんですよ。一人しかお風呂に入れない。うっかり出会ってしまうみたいなシーンを作ろう、または「お風呂に入る」を選択した際に65535分の1の確率でうっかり出会っちゃうシーンがある、みたいなことはないのでしょうか。ゲームの後半に温泉に入れるようになりますが、温泉にだって男性キャラクターしか入ってこないではないですか。どうして”うっかり”シーンを作らないのですか。”うっかり”シーンは全国民の夢ではないですか。作ろうとも思わなかったのですか。まさかこれすらも理解していただけないということはないと思いますが。
(爆速早口で)
あーもー、なんなんだよ…。
なんだかやる気なくなっちゃったなあ…。
もう王位とかどうでもいいか…。
王様になったところでさあ…
は!
王様になって、国民のドレスコードを決めてしまえばいいのでは!?
20歳…30歳、いや40歳以下の女性は、全員水着またはTシャツ&短パン着用を義務付けちゃえばよいのでは!?
ここここんなイメージ!?
ふおおおお、王様になるんだからドレスコードくらいチョロいよな!
チョロいよね!?
しまった、坐禅中に色々考えていたらユーファちゃんに怒られてしまった。
でも、まあ、いいさ…。
ユーファちゃんのあの姿を拝めるなら。
ボク、王様になるよ。
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