めっきり秋っすね！
秋といえば、読書の秋であり、読書といえば物語！
物語といえばアドベンチャーゲームですよおおお！
ボク的にはアドベンチャーゲーム＝パズルではなく、物語なんです！
ま、そんな感じで「イフ・オン・ア・ウィンターズ・フォー・トラベラーズ・ナイト(If on a winter's four travelers night)」をプレイしましょう！
…秋って言っておきながら冬なタイトルですけどね。
汽車の中、仮面をつけた男性がドクロな乗客の前に現れ、身の上話を始めます…。
彼は美青年。
鏡の前でビシッとキメて、愛しのあの方の到着を待ちわびております。
すげえ家にお住まいです。
ヤングセレブなのかな。
…彼は「今日も可愛がってもらうんだ」的な事をちょいちょい言うんだけど、ひょっとして…？
約束の時間から遅れて到着したのは…やっぱり男性！
一話目から刺激強いなー！
と思ったら、愛しのあの方には妻子があり、美青年のことが邪魔になってきた様子。
別れ話を持ち出されてしまいます。
ちょっと小突いただけなのに！
ちょっと小突いただけだったのに、転倒し、テーブルに頭を打ち付ける、愛しの君…。
彼は動かない…。
たった一瞬の出来事で愛しの君を失い、殺人犯となった美青年に残された道は、自らの命を断つことだけだった…。
…というのが第一話です！
チョー短いんだけど、強烈だね！
こんな感じで、生前、何かあって死んでしまった人が汽車に乗ってる様子なんだけど、続いて2名様の、死に至る直前の様子が語られるよ！
ボク的には2話目がおすすめだよ！
なんつってもドット絵のアニメーションが素晴らしいんだ！
女性の上品な仕草やしゃがんだ時にスカートがフワッとなったりするアニメーションがとても見事で「久しぶりにドット絵職人の技を見た！」と思ったよ。
「短編」という感じのゲームだけれど、無料ってんだから驚きだ！
せめて3ドルくらいはお金をとっても良いんじゃね？と思ったよ！
お次は「ナイト・イン・ザ・ウッズ」です！
主人公のメイちゃんの事や、彼女の交友関係が分かっていくにつれ、キャラクターにどんどん愛着が湧いてきました！
もう20歳なのに言動が子供のままのメイちゃんと、成長していく古い友人。
どんどん寂れて、時代に取り残されていく故郷。
そして、その故郷で生活していくしかない自分…。
自分の人生がハッキリと見えてしまっている”大人”な友達と、まだ”子供”なメイちゃんは衝突したりしちゃうわけです。
大学に行かせてもらうにあたり、借金していた両親。
自分のために家族がこんなに苦労していたことを知り、感謝しつつも、両親に相談もせず、あっさりと大学をやめてしまった自分に対する怒りを感じるわけです。
あ～、なんか、こう、あの、その…エモい！
エモいよ！
なんか適切な言葉が思い浮かばなかったので使ってみたけど、「エモい」ってこういう時に使う言葉なのかな？
それはともかく、「あれが嫌！」みたいな直接的な感じじゃなくて、「あの雰囲気が嫌！」というか、「この状態が嫌！」みたいな、非常にもわ～んとした、嫌な感じ！
強烈に嫌なわけでもなく、目を背けようと思えばたやすく背けるんだけど、背いたら確実に後で後悔するような感じ、というか、そんな感じなんですよ！
友達はみんな個性的ですが、そこらへんにいそうな感じの人達で、リアリティがあってとてもステキです。
ボクはメイちゃんに感情移入してプレイしていたので、ビーちゃん(一番右)と常に一緒に過ごしていましたが、グレッグくん(真ん中)が一番好きでした。
上のスクリーンショットはグレッグくんがゲームで遊んでいるところですが、この顔が一番好きです。
この死んだ目！
そして薄っすらと開いた口！
最高だな！
それでいて、グラフィックがポップでキレイなんですよ！
場面が変わるたびにスクリーンショット撮っちゃうくらいキレイ！
このギャップが最高だな！
最初は、このポップで可愛い＆キレイなグラフィックでありながら、なかなか毒のある感じなのに「ケッ！」という感じだったのですが、プレイしていると、「あれ、このゲーム、ガチじゃね？」となってまいります！
でも、スピリチュアルな方面に行ききらず、とても微妙なバランスを保ちながら物語が進んでいき、意外な展開がありつつも、美しく終わるんです！
これはいいもん見たなあ！
面白かったというか、良かったっす！
とても！
とても良かったっす！
お次は「ドラウゲン」です！
こちらもクリアしましたよ！
クリアしたんだけれども…
んー、なんていうか、「あ、そうなんだあ」みたいな感じ？
全然違うのかもしれないけど、「ナイト・イン・ザ・ウッズ」は”ガチ”だけど、こちらは”それっぽい”みたいな風じ？
「ドラウゲン」の方を先にクリアしたのですが、正直言うと、”何も来なかった”なあ…。
比較するのも違うと思いますが。
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